道路工事の第一歩は測量から

工事前の準備が成否を決める

道路工事が始まる前に行われるのが測量です。
測量は、道路の状態を詳細に調査し、工事に必要な設備や材料を決定するための工程です。
この工程が正確に行われることで、工事の計画が円滑に進むことが保証されます。
測量では、設計図や現場の情報をもとに、作業員が実際に現場で調査を行い、必要なデータを収集します。
特に、大規模な工事現場では、調査項目が多岐にわたるため、測量には相当な時間がかかることもあります。
しかし、正確な測量が工事の成否を左右するため、この工程は非常に重要です。

平らで丈夫な道路を作る

測量が完了し、必要な情報がすべて揃ったら、次は路床工事に進みます。
路床工事は、道路に使用する土を均一に整える作業で、道路の基盤をしっかりと形成するために欠かせません。
路床工事が不十分だと、道路が沈下したり陥没したりするリスクが高まるため、非常に重要な工程です。
この作業には、ブルドーザーやモーターグレーダーなどの重機が使われます。
これにより、厚さ1メートル以上の土を均一に平らに整地することができます。
最終的には、均一で平らな道路が完成しますが、この工程を丁寧に行うことで、道路の耐久性と安全性が大幅に向上します。