道路が徐々に形になる過程

次に行われる重要な工程

路床工事の後に行われるのが路盤工事です。
この工程では、路床工事で整地された道路の上に砕石を敷き詰め、モーターグレーダーを使用して均一に整えます。
この作業を「敷均し」と呼びます。
敷均しを正確に行うことで、道路は大型車両の交通荷重にも耐えられるようになります。
つまり、道路の強度が向上し、陥没や破損を防ぐことができるのです。
道路にはさまざまな種類の車が通行しますが、軽自動車や普通車だけでなく、バスやトラックといった重量のある車両にも対応するために、砕石を使用して道路を強化するのは欠かせない工程です。

仕上げの表層工事

路盤工事が完了したら、いよいよ仕上げの段階に入ります。
最初に行うのが基層工事です。
基層工事では、アスファルトに砂などを混ぜ合わせてアスファルト混合物を作り、アスファルトフィニッシャーという重機を使って道路に敷き詰めます。
その後、表層工事に移り、アスファルト混合物をさらに表面に敷いて、道路が完成します。
この時使用するアスファルト混合物は、基層工事で使用したものよりも細かい砂を混ぜたものです。
これにより、道路の摩擦が強くなり、耐久性が向上します。
表層工事が終わると、完成した道路が安全かつ快適に使用できるようになります。